Nadja の日記
2012-07-11 00:39:16  日頃、面白いと思っている風潮

んで、こちら。

有名人界隈と一般との壁が薄くなりつつあるような風潮
ネット上の文化、ブログとかSNSとかTwitterとか、そうしたものが一般に広がり始めたことで、今までテレビや雑誌なんかの向こう側だと思っていた人たちが、こっち側とコンタクト取りやすくなってるなと感じる。とはいえ、有名人がファンとか一般人に話しかけられてその一人ひとりに対応できるほどマルチコア、マルチスレッドではないので、フィードバックが得にくいのは従来通りかもしれないけど、一般人の声が届きやすくなっていることは確か。

オタク文化が市民権を得始めている風潮
これは良し悪しあるけど。最近の秋葉原とかは正直行き過ぎだと思う。けど、この爆発力は不気味な可能性を持っている。結局、マンガ、アニメ、ゲームで育った世代(今の30代から40代あたり)が今自分のお金を自由にできる世代になってるということで、文化というのはどの時代もおよそそういうあたりが発信源になっているわけで、その点は今時点においても例外なくということになろうかと。まぁ、面白いと思いつつも、おまえらあんまり調子にのんな!とも思うけど。(自分のことは棚に上げて)

素人が文化の中心になりつつある風潮
これもネットの恩恵でしょうけど、旧来はテレビや新聞、雑誌といった一方的なメディアが文化の発信源となっていたところが、最近はネットが震源地となっている文化がメジャーカルチャーになりつつあるように見える。コミック、文学、音楽、美術(CG)、ゲームなどの様々なコンテンツが素人の手によってどんどん制作され、しかもその中にはプロの仕事と見紛う品質のものも少なくない。かつ、それらは素人制作なので基本的にお金がかかるものではない。タダでそれらのコンテンツを楽しむことができる。つまり、プロ制作のコンテンツにお金を払う必要性が希薄になりつつあるということ。フリーで同程度のエンタテインメントを体験できるなら(この不景気の最中とあればならなおさら)みんなそちらに流れるのは必定。

ゲーム界隈が頭打ちになってるんじゃないかという風潮
ここ最近クソゲーばっかだよ!という不平ばかり聞かれるようになっていて、開発サイドとしては開発費と売上が折り合ってないという実情が表面化し始めてるという傾向。その何が面白いのか。ネガティブじゃないか。と、思いますね?でも、最近のゲームは面白くないといっている人は誰かというと、基本的にゲームは面白いと思っている人。面白くないといっている以上はそのゲームをやってるわけで、そうした声が大きいうちはまだゲーム界隈は廃れてないという反証でもある。JRPGはぬるい!似たようなFPSばっかりだ!まともなシューティングが出てない!ムービーばっかりで全然プレイできない!キャラゲー、声ゲー、アニメかぶれだ!とかなんとかいいつつ、そういうのをわりと楽しんで遊んでる。作品を貶す声は多くなってるけど、その品質自体は年々確実に進化してると思う。今、80年代90年代のレトロゲームが面白いと思えるのは、当時TVゲーム全てがとにかく新鮮だった(何が出ても新しい)という時代背景がその想い出補正をしている。何しろベーマガに掲載されてる200step程度のBASICプログラムをMSXに打ち込んで何かスプライトと音が出ただけで感動していた時代です。例えば、ある人に「神ゲーだ」と紹介された90年代初出のゲームを今初見プレイしても、おそらく多くの人が10分かそこらで放り出してしまうと思う。もしその作品に90年代にリアルタイムに出会っていたら「神ゲー」だったかもしれないけど、今のゲーム作品群レベルから見れば確実に見劣りしているわけです。個人的にはハードもソフトも、ゲームはもっと進化できる余地はあると思っている。

やっぱりオタク視点なものばっかだなー。


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